今朝、RKBラジオの「戦争」に関するインタビューを受けた。
福岡で5日間に亘って放送されるらしい。
やはりここでも説明するのに苦労するのは、そもそも
17年前のわしの『戦争論』の時代背景と、『新戦争論1』を
出さねばならなくなった今の時代背景があまりにも違う
ということだ。
『戦争論』以前の日本は反戦平和絶対、左翼の自虐史観の隆盛、
護憲派圧倒的多数という時代だった。
ナショナリズム、愛国心と口にしただけで、右翼のレッテル貼り
をされる時代だったのだ。
今の若い人が聞いたら、わけが分からないだろう。
17年間と言えば、10歳の子が27歳になってしまっている。
あまり社会問題に関心を持たず、『戦争論』の大ヒットすら
知らなかった18歳の大学生なら、現在35歳になっているのだ。
結婚して子供も産んでるかもしれない。
そういう世代に「戦争」一般のこと、『新戦争論1』のこと、
イラク戦争のことを、わかりやすく語るのは、
ものすごく難しい。
言葉の使い方をもう一度、考え直さねばならない。
福岡の人は5日間、聞いてみてほしい。
ディレクターの人は面白いと言ってくれたのだが・・。